one piece of my Dream [ワンピース]
第6章 嫉妬
「……ねぇ、ナミ?
……この格好、変じゃない?」
さらに服屋で大量購入を終えた僕たちの手には、1人で6袋も持っていた。
「全然変じゃない!むしろ可愛い!!」
満足した顔で僕を見てくるナミは、やはり恐ろしいと、さっきも実感した。
……………………………
「しんこの服に着替えて」
フィッティングルームで渡された服と、さっき購入した下着に着替えナミの前に出る。
「…ナミ、全体的にスースーする……」
「カッワイイ!!
やっぱり女の子なんだから、サラシなんか巻いてちゃダメよ!!
ほんとに可愛いわね!!ロビンも連れてくればよかった」
……やめてください…
こんなやりとりがあと数十回。
結局、最後に着た服をそのまま着て帰ると言われて、
今は紺のタンクトップにグレーのかぎ編みニットカーデ、薄黄色のホットパンツに黒のエンジニア。
学校の体育の授業以外で足を出すことがなかったので、すごく恥ずかしい。
一度船に戻り、荷物を置いた僕たちは昼食をとるために再び街へと戻った。
「…しん、刀は?……」
おしゃれなカフェに入った僕たちはパスタとサラダを頼んだ。
「置いてきたよ。扱えないのに、もってても邪魔なだけだし」
「なんで買ったの?」
「……もしもの時に必要かなって……」
「へぇ-------……」
それからはたわいのない話をして、カフェをでた。
「僕、ちょっと街を見て歩きたいからナミ、先に帰ってて」
「わかったゎ。気を付けてね」
「うん」