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one piece of my Dream [ワンピース]

第4章 心の距離



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「………ん……ん…」

目覚めるときの感覚。

暖かくて安心する。

誰かに抱きしめてもらってるような…………

たしか昨日は、みんなでお酒を飲んで、

ナミと話をして………………話をして……

「…………ん?……」
まだ重たい瞼を少し開ける。

霞んだ視界の中に黒い影。

……………話をしたあと、どぉしたっけ?

焦点を合わせると、ルフィの顔が見えた。

「………ルフィ……」

再び瞼を閉じ、眠りへとつく。

……そっか、ルフィと一緒に寝たんだ。

……………。。。一緒?に?


「……………ぇえ!?っう“ぁあ-------」

飛び起きたのと同時になにかの隙間に落ちる。

…………で、デシャブ?

落ちたのと反対側からサンジが顔を出す。

「……朝っぱらから……騒々しい…」

ホラっ。っと差し出された手を掴み引き上げられる。

「ありがと、ございます」

向かい合うように座らされ、まじまじと顔を見られる。

「……お前が…女。ねぇ…」

サンジの視線が僕の頭からつま先まで降りる。

「…そ、そんなに見ないでください…」

その視線が嫌で、顔を背ける。

「……………まっ、そぉいうことにしとこぉか……

…しんちゃん…」

昨日グチャグチャに触られた頭を、今日は優しく撫でられる。



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