one piece of my Dream [ワンピース]
第4章 心の距離
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「そんなことがあったのねぇ」
話を聞いていたナミが頷く。
「よし!!今夜は宴だァァァ!!」
話をきいていたかわからないルフィがいきなり叫ぶ。
「………なんで?…」
「だって、しんの歓迎の宴、してねぇじゃん!!
よしっ!サンジに頼んでご馳走作ってもらォ!」
もぉ、そのことしか頭にないのか、ルフィがサンジの元へと走って消えていった。
「…………………」
唖然とする僕に、
「宴なんか久しぶりだから、すごく楽しみね」
楽しそうなロビンが声を掛ける。
「だったら、甲板で食べれるようにテーブル用意しましょ」
ナミもいそいそと動き出す。
「じゃあ、俺はオカズの魚をもぉちょっと粘ってみますか」
ウソップは釣りを再開し出した。
「……僕は…………」
なにか、仕事を探そうと立ち上がるが、
「しんは今日の主役だから大人しく待っていて」
ロビンに声をかけられ、かけた本人はどこかへ行ってしまった。
「行っちゃった……なにをしよう」
皆がいなくなって気づいた。
寂しがってた僕の気持ちを紛らわそうとしてくれたのだと。
現に、気持ちはだいぶと軽くなっていた。
「…ありがとう……」