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one piece of my Dream [ワンピース]

第4章 心の距離



「なんで淋しぃんだ?」

僕を抱きしめたまま、手すりから降り床に座る。

ルフィにスッポリとくるまれた僕は、

とても小さく感じた。

「…わかんない……けど、心がキュってなった…」

19歳のルフィと18歳の僕。

1つしか違わないのにこんなにも違う。

キヨとは違う温かさに、目を閉じる。

「……そっか…」

まるで子供をあやすかのように、いつまでもポンポンっと背中を叩いてくれていた。




「…………っ!…」

誰かの気配に体が反応する。

叩いていて手をとめたルフィ。

「あら、めずらしい。

しんが甘えてる。しかも、船長さんに」

声の主に、緊張が解ける。

「ネコみたいで可愛いだろ」

ニシシッ。と笑うルフィの腕の隙間からゆっくりと顔だけ上げる。

「………ロビン…」

「ホントね。可愛い。

ンフフ。こっちへいらっしゃい」

両手を広げて僕を呼ぶロビンが、おリョウさんを思い出させる。

じぃちゃんのとこの家政婦さん。

僕が初めてあったときは20歳になったばかりだと言っていた。

いつでも、優しくしてくれたおリョウさんが僕は大好きだった。

「……ロビン……」

ルフィの腕の中から抜け出し、ロビンの胸の中へ。

「………」

おリョウさんより、胸がだいぶとある………








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