one piece of my Dream [ワンピース]
第3章 警戒
「わぁ、いい匂い」
ちょうど料理が出来上がった頃にナミとブルックとウソップが入ってきた。
「ん、ナミさぁぁぁん!
もぉちょっとでできるからねぇぇ。
ささっ、これでも飲んで座って待っててぇ」
サンジがクルクルと回りながらナミの元へ行き、
椅子を引いて飲み物を渡した。
……ホントにやってるんだ。
少し可笑しくなって笑ってしまう。
「何笑ってんだ?さっさと料理運びやがれ」
「あっ、ごめん」
慌てて料理を運ぶ。
「めぇしぃぃぃぃ!!!」
勢い良く入ってきたルフィの声に驚いで床に躓きバランスを崩してしまう。
「……あっ…」
…ヤバい、料理が!!
そぉ思った瞬間に体が浮いた。
「……あっぶねぇ…」
「…えっ?」
タバコの匂いが僕を包む。
「こら、ルフィ!!もっと静かに入って来い!!」
頭の上から声がして、手に持っていたはずの料理がテーブルの上に置かれている。
「お前もしっかり運べ。
………てか、軽すぎじゃね?片手で持てる。
……女なんてありえねぇし、もっと鍛えろ」
抱き上げられたまま、ソファーへと下ろされる。
「もぉ座ってろ」
「……ごめんなさい…」
……女なんだけどね。
「女の子なのになっ」
チョッパーが横へやってきて小さな声でいう。
「ねっ」
2人して顔を見合わせ、笑った。