one piece of my Dream [ワンピース]
第3章 警戒
言い終わったあとに、少し後悔した。
みんなの顔が、空気がまた乱れた。
「……………」
「………ごめん、ホント、気持ち悪いよね…」
死のうとするわ、語ってもいない自分たちのことを知ってるわで………僕だって、そんなことされたら気持ち悪いって思ってしまう。
「……いや、わりィ。
…ホントに知ってんだなって思って」
サンジができた料理を運びながら言う。
「ヨホホホホホ。それなら私はしんさんのいた世界でも、人気者だったんですねぇ~」
一人先に紅茶を飲みながらブルックは僕の名前を呼んでくれた。
「わたしは?!カワイイって言われてる??」
ナミが僕の方に身を乗り出す。
「うん。ナミさんはすごい人気!!」
「あら、じゃあ私は?」
フフっと、色気のある目でロビンがこっちを見てくる。
「ロビンさんは色気がすごい!頭もいいし。
僕、好きだよ…い“でっ!?」
「ごぉぅら!!クソガキ!!
ロビンちゃんをさっそく口説いてんじゃねぇ!!
……ってか、座ってねぇでメシ運ぶの手伝え!!」
サンジのひじ鉄を頭にくらい、蹲る。
「ってぇ………はぁい」
こぉいう痛みはあるんだな。と感じつつ席を立ち料理を運ぶ。
「…ねぇ、フランキー兄貴はコーラだけ?……」
手に持ったコーラを差し出す。
「おうよ!!スーパーな俺様の朝はこの一杯から始まるんだぜ!」
「へぇ~、この世界のコーラってどんな味?」