one piece of my Dream [ワンピース]
第2章 出逢い
「………っ……ぇ!…」
今まで大人しく話を聞いていたルフィがなにか口にした。
「なに?」
隣にいたナミが聞き返すと、
「…スッゲェ!!お前、まじイカスぅ!!」
目をキラキラさせながら僕の目の前にジャンプしてきた。
「お前、俺のなかばっ---!?」
「こらっ!!」
言いかけた言葉がナミの鉄拳により止まる。
「また、アンタは勝手に先走るんだから!」
「すびばせん」
その光景が可笑しかった。
…キヨがいたら、すごく喜ぶんだろうな。
「……僕は、さっきも話したとおり
……この世界のモノではない。
…ただ、僕の世界に帰る方法もわからない」
……今はまだ、キヨのところにも…
「………だから、僕が僕の世界に帰るまで…
この船において欲しい。
仲間にして欲しいなんて言わない。
信じて欲しいとも言わない……けど、今の僕には、
どうしようもできないこの状態で、頼れるのはキミ達だけなんだ。
雑用で構わ-------……」
「海にでも落ちて、海王類に喰われちまえばいいだろ」
僕の言葉を遮ったのは、ゾロだった。