one piece of my Dream [ワンピース]
第9章 心の在処
すがるように抱きついた体は、ゾロほどがっちりしているわけではないが、
ほどよく締まった体が心地よい。
もう、体に力が入らないほどのサンジの愛撫に、肩で息をする。
「……おいおい、イクの…何回目だ?
……そんなに気持ちいいか?」
降り注ぐ甘いキスの合間に、サンジが言う。
「…んっ……もぉ…意地悪しないで…」
涙が止まらない僕の左目にキスを落として、
「…んじゃあ…もぉそろそろ終わりにするか……」
俺ももぉ限界。っと、耳元でささやき、
再び、ゆっくりと動き出した。
激しいはずのその動きも、
だんだん高みに上げられる感覚も、
僕のかサンジのかわからない汗も、
お互いが果てたあとの息遣いも、
全てが1つになったんじゃないかってくらい、
全身でサンジを感じていた。