one piece of my Dream [ワンピース]
第9章 心の在処
「よし、行くかしん」
「はい、サンジさん」
甲板からそのままジャンプして降りようとするしんを、
「ちょっと待った!」
サンジが後ろから抱き寄せる。
「ん?」
耳元で何かを囁いて、しんのスカートの裾に触れる。
………なにやってんだ?
顔を真っ赤にしてサンジの手に触れ、
……だから、なにやってんだよ?
ふわっと抱えあげられて二人で飛び降りていった。
………なんだったんだ?
「チッ」
こんな事で、なん腹立ててんだか。
「アホらし」