one piece of my Dream [ワンピース]
第9章 心の在処
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島に上陸ってだけでこんなにも準備に時間がいるものなのか?
未だに出てこないしんに、疑問を覚える。
ナミの楽しそうな声が、
扉の向こうにいるしんをせかす。
ゆっくりと開いた扉から恥ずかしそうにしんが出てくる。
「………っな……」
……なんっつう格好してんだよ!?
「しん、おっせぇぞ!!」
ルフィがしんの元へと駆け寄りその手を掴む。
「ルフィ、待って……この靴慣れてないから------…」
「えっ?うわぁ−−−−−……」
急に引っ張ったから、バランスを崩して倒れ込んだしんをルフィがかばう。
「…いっ…たぁ……ごめん、ルフィ」
体を起こしたしんはルフィの上にまたがる状態で、
心配そうにルフィを見つめる。
「大丈夫。しんは?」
体を起こしたルフィがしんの腰に手をあて引き寄せる。
元から短いスカートが、さらに上へと捲り上げられエロさを増す。
……なんて、思うのは俺だけか?
ってか、あいつら近いんだよ!!
見ていて苛立ちを覚えた俺は二人を離そうと足を踏み出した。
「いつまでそぉしてんだよ。いくぞっ!」
そんな俺よりも早くサンジがしんを抱きあげる。
「わっ!サンジさんっ」
「今日は俺と一緒に食料の買い出しな」
芝生の上に下ろされる。
「よし、じゃあ行くか!!肉食うぞ肉ゥ!!」
ルフィが張り切る。
「じゃあ皆、今回は1週間は滞在するつもりだから好きにしてもいいけど、
いつもどおり、面倒は起こさない。
ってことだけはよろしくねっ」
「「「「「はぁい」」」」」
「んじゃあ、解散っ!!」
ルフィの声で各々散らばった。
……しんはあのクソコックと一緒か…