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one piece of my Dream [ワンピース]

第9章 心の在処




***************

「…ちょっ……ナミ!!…」

「こらっ……しん!!……大人しくしてなさい!!」

朝から、僕とナミの声が響く。

「…やだ……やめっ………」

「…ロビンっ!!……しんを抑えといてっ………」

「うわぁぁぁ」




甲板で待つ男どものところにナミとロビンが満足げに集まる。

「何やってたんだァ?」

「ん?今から、久々の上陸でしょ?

街に買い物も行くし、しんにおめかしよ。ルフィ」

「おめかしィ?」

「ほら、しん。早く来なさいよ」

「やだよ、ナミ……服返して…」

「ダァメ!早くっ!」

……ほんとに恥ずかしいんだよなぁ、この格好。

スカートなんて滅多に履かないのに、こんなにも短いなんて……

スカートの裾を掴んでその場に佇む。

それに、こんな高いヒールなんて……

「…うまく歩けるかなぁ?…」

足元の黒のブーティに目をやる。

「…………」

はぁ。っとため息をひとつ落とし、覚悟を決める。

「しん」

「はぁい…」

渋々重たい足を前に進ませる。

女部屋の扉を開け、甲板へと降りる。










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