one piece of my Dream [ワンピース]
第9章 心の在処
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「…ちょっ……ナミ!!…」
「こらっ……しん!!……大人しくしてなさい!!」
朝から、僕とナミの声が響く。
「…やだ……やめっ………」
「…ロビンっ!!……しんを抑えといてっ………」
「うわぁぁぁ」
甲板で待つ男どものところにナミとロビンが満足げに集まる。
「何やってたんだァ?」
「ん?今から、久々の上陸でしょ?
街に買い物も行くし、しんにおめかしよ。ルフィ」
「おめかしィ?」
「ほら、しん。早く来なさいよ」
「やだよ、ナミ……服返して…」
「ダァメ!早くっ!」
……ほんとに恥ずかしいんだよなぁ、この格好。
スカートなんて滅多に履かないのに、こんなにも短いなんて……
スカートの裾を掴んでその場に佇む。
それに、こんな高いヒールなんて……
「…うまく歩けるかなぁ?…」
足元の黒のブーティに目をやる。
「…………」
はぁ。っとため息をひとつ落とし、覚悟を決める。
「しん」
「はぁい…」
渋々重たい足を前に進ませる。
女部屋の扉を開け、甲板へと降りる。