one piece of my Dream [ワンピース]
第7章 好きだよ
「…くっ……お前ン中……熱っ…」
まだ少し入れただけなのに、しんの中は熱くて、
奥へ奥へと俺を導くようにヒダが絡まる。
ソファーの背もたれと俺に挟まれて、逃げることができないしんは、
熱い吐息を吐きながら必死に俺にしがみついてくる。
「…もぉ、ちょい……腰浮かせ……
…さっきみたいに俺の上、乗れよ…」
腰に手を回し、軽く持ち上げると、
しんは両膝で立ち俺の膝の上にまたがる。
「…ふっ……やらし…しん……
…あんま擦りつけんなって…」
無意識かはわからないが、ねだるように擦り寄ってくる。
『だって……早く、欲しぃから…』
って、小さい声で俺の耳元で囁くから、
……もぉ、止まんねぇっつうの!!
腰を支えていた手で思いっきり下へと押さえ込む。
少しの抵抗はあったものの、愛液でしまったナカは、
俺の欲望を付け根まで食らいつく。
「……い…や…ぁあ--……」
「……っっ………」
2人の声が同時に聞こえ、しんのナカが再び痙攣する。
「…なん…だよ…
またイったのか?……」
心地よい締めつけが、俺の気持ちを高ぶらせる。
「………………だって…………」
まだ肩で息をするしんが、休ませて。と頼むが、
そんなことできるはずがない。
……もっと感じさせてやりてェ…
啼かせて、
縛り付けて、
もぉ、
誰も欲しがらないように………
『独占欲』
今の俺にぴったりの言葉。
チラリと視界に入る、しんの左肩のタトゥーだって、
あいつとの印。
噛み付き、歯を立てて、少し痛くする。
俺が嫉妬?
……んなわけねぇよ。
ただ、噛んでみたかっただけ……
そぉ、嫉妬なんかじゃねェ。