• テキストサイズ

【ヒロアカ】folklore

第8章 障害物の先の騎馬



ミッドナイト先生のスタートの合図で皆一斉にスタートゲートに走り出す。しかしスタートゲートは一斉に走り出した生徒全員を通せるような広さが当然あるわけもなく大半の生徒は雪崩のように押し寄せる人に揉みくちゃにされ行く手を阻まれた。
スタート地点から最初のふるい。そしてゲートからはひやりとした空気が漂い目の前の地面が凍りつき始める。


『轟くんの個性…!』

「ってぇー!!何だ凍った!!動けん!!」
「寒みー!!」
「んのヤロォオオ!!」


轟くんの個性に足を持っていかれ動けなくなる人が続出する中でマイク先生と相澤先生の実況も始まる。


「さーて実況してくぜ!解説アーユーレディ?!ミイラマン!!」

「無理矢理呼んだんだろうが」


声高らかに実況始めるマイク先生の隣には相澤先生がいようだが怒りで声が震えていた。


「甘いわ轟さん!!」

「そう上手くはいかせねえよ半分野郎!!」

『【ショートカット】[コンクリートブロック]』


私は足元にコンクリートブロックを出現させ轟くんの氷に触れないように慎重に先へと進む。そして他の皆も各々の個性を使い自分なりの策を練って先へ先へと進んでいる。


「轟のウラのウラをかいてやったぜざまあねえなってんだ!くらえオイラの必殺…!」

「峰田くん!!」


峰田さんは自身の髪に手をあてながら轟くんに向けて個性を使おうとするがそんな峰田さんの体に突然ロボットが衝突。彼はまるでレオナルド・ダ・ウィンチのウィトルウィウス的人体図の様な絵面でどこかにへと転がり去ってしまった。


《ターゲット…大量!》


機械的な音と声を発しながら私たちの前には入試実技試験の際に戦った、仮想ヴィランが次々と現れる。


「さぁいきなり障害物だ!!まずは手始め…第1関門!ロボ・インフェルノ!!」


/ 435ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp