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【ヒロアカ】folklore

第25章 一意奮闘



準備が終わると夏休みにも関わらずみんな寮を後にしてA組の教室に向かう。夏休み前のHRでも相澤先生が言っていたがヒーローになるために雄英に入った私たちが夏休みの1ヶ月間全て休める道理はなく、しかも私たちは林間合宿が途中で終わってしまいその時に学ぶはずだった勉強が遅れている。だから残りの夏休みは学校で勉学に勤しむのだ。
そして教室にクラス全員が揃って暫く経つと相澤先生が教卓の前に立ち昨日話された当面の目標である仮免取得の説明がされた。仮免試験の合格率は例年5割を切るという事でクラスには自分たちがそんな難関試験を合格出来るのだろうかという心配の空気が漂う。そんな時、相澤先生が教室の扉を横目に指で誰かに合図をする。


「そこで今日から君らには1人最低でも2つ…必殺技を作ってもらう!!」


相澤先生の言葉と同時に教室の扉が勢いよく開き、ミッドナイト先生・エクトプラズム先生・セメントス先生が入ってくる。


「「学校っぽくてそれでいてヒーローっぽいのキタァァ!!!」」


必殺技を作るという事でクラスは大いに盛り上がり胸を膨らませた。


「必殺!コレ、スナワチ必勝ノ型・技ノコトナリ!」

「その身に染みつかせた技・型は他の追随を許さない。戦闘とはいかに自分の得意を押しつけるか!」

「技は己を象徴する!今日日必殺技を持たないプロヒーローなど絶滅危惧種よ!」


先生方が各々必殺技の重要性を語り、その話にみんな真剣に耳を傾ける。


「詳しい話は実演を交え合理的に行いたい。コスチュームに着替え体育館γへ集合だ」





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