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【ヒロアカ】folklore

第23章 神野の悪夢



私と緑谷くんはその後もオールマイト先生に抱きしめられながらかなりの時間泣き続けた。私たちが泣きやみ携帯を見て時間を確認すると砂浜についてから1時間が経っていて、緑谷くんはお母さんからの連絡が数十件も来ていたそうで急いで家にへと帰って行った。私は目を赤く腫らしながらオールマイト先生と一緒に塚内さんが待つパトカーにへと戻り、家まで送って頂いた。





***





こうして”オールマイト”時代は終幕を告げた。今回の神野で起きた事件の被害は計り知れず、建物の倒壊やインフラの混乱・死傷者もかなり数が出た。





そして平和の象徴 でありNo.1ヒーロー「オールマイト」の事実上のヒーロー活動引退。





No.4ヒーロー「ベストジーニスト」の怪我による長期の活動休止。





No.32ヒーロー「プッシーキャッツ」の1人「ラグドール」の拉致後個性を使用出来なくなるという変調から活動の見合わせ。





たった一夜にして多くのヒーローが大打撃を受け、誰もが苦しみと悲しみに暮れたこの事件は【神野の悪夢】と世間で称された。





そして神野の悪夢と同時期に





また悪意が1つ動き出そうとしていた。








「やっと見つけたぞ……言。おまえは必ず連れ戻す」








薄暗い部屋の中でテレビの画面を眺めながら男はそう呟き不敵な笑みを浮かべた。








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