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【ヒロアカ】folklore

第20章 2人の英雄



立ち上がったオールマイトと緑谷がヴィランに立ち向かう。


「くたばり損なったガキの分際で!!往生際が悪いんだよォ!!」


ヴィランが沸き上がる怒りに叫びながら金属の塊をこちらに向けて放つ。


「そりゃ…!テメェだろうがぁ!!」

「させねぇ!」


爆豪が叫びながら、最大火力でヴィランの攻撃を防ぎ。轟もオールマイトと緑谷に向けて放たれた攻撃を大氷壁で防ぐ。


「邪魔だぁ〜!」


オールマイトたちに向けて攻撃する金属の柱がそこかしこから伸び、その影響でタワーの足場が崩れる。そしてオールマイトと緑谷がヴィランの目の前まで迫る。


「くっ…!うぁぁぁ!!!」

「っいてて……何アレ…!?」


ヴィランが最後の力を振り絞るように両腕を高く上げ、叫び上げると沢山の金属の欠片が集まりだした。上空を見上げるとヴィランの真上には巨大な正方形の金属の塊が出来ていた。未だ大きさを増す金属の集合体に麗日は青ざめた表情を浮かべる。


「タワーごと潰れちまえ!!」


ヴィランが巨大な金属の塊をオールマイトと緑谷に向けて放つ。


「危ないっ!」

『[圧]!!』


あまりにも大きすぎるヴィランの攻撃に麗日がそう叫ぶ。絶望的な乾ききった世界。そこに一雫の玲瓏な声が響く。その雫を皮切りに巨大な金属の塊が圧力でどんどん縮まっていく。それを緑谷とオールマイトが破壊してヴィランにへと突き進んでいく。


「いけぇぇぇ!」

「「オールマイトォ!!」」

「「緑谷ぁぁぁ!!!」」

「「ぶちかませぇ!!」」


各々の想いを乗せて


『いけっ!!』


その言葉がオールマイトと緑谷に届く。


「さらに!!」

「向こうへ!!」

「「Plus ultraァァァァ!!」」




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