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【ヒロアカ】folklore

第4章 戦闘訓練のお時間



昨日の個性把握テストを終えて、翌日。午前は必修科目・英語等の普通授業。クラスの大半の人は少しつまらなそうな顔をしながら授業を受けている。
またお昼は大食堂でクックヒーローランチラッシュの一流の料理を安価で頂けるようになっている。美味しいご飯を食べてお腹も膨れた午後。授業が始まる寸前クラスを見渡すとみんな生き生きとした顔をしている。
何故みんな生き生きとした顔をしているって?やはりヒーロー科に入ったのだからヒーロー科特有の授業をしなければ意味が無いよね。そして今から始まる授業はヒーロー科特有の授業【ヒーロー基礎学】の時間。授業開始のチャイムがなり終わると同時に誰もが1度は耳にしたことのある声が聞こえてくる。


「わーたーしーがー!!」

「来っ」

「普通にドアから来た!!!」


教室の扉から現れたのはプロヒーローオールマイト。今更口にするのも野暮だが今この社会で彼を知らない人はきっといないだろう。世間では平和の象徴と謳われヒーローを目指す者なら誰もが憧れ尊敬する人物だ。そして生のオールマイトにクラスが湧く。


「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作る為、様々な訓練を行う科目だ!単位数も多いぞ!」


そしてグググっと体を縮めた後、勢いよく体を開き右手には【BATTLE】と書かれたプレートを持っていた。


「早速だが今日はコレ!戦闘訓練!そしてそいつに伴って…こちら!」


オールマイトの掛け声と同時に教室の壁からガコッと言う音が聞こえ壁が音を出しながら外に出てくる。そしてその壁には1~21の番号が描かれたスーツケースが収納されていた。


「入学前に送ってもらった”個性届”と”要望”に沿ってあつらえた…戦闘服!!!着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!!」


皆、元気よく返事をして各々のコースチュームが入ったケースを抱え、着替えるために更衣室にへと向かった。


「格好から入るってのも大切な事だぜ少年少女!!自覚するのだ!今日から自分は…ヒーローなんだと!さあ!!始めようか有精卵共!!」




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