• テキストサイズ

【ヒロアカ】folklore

第18章 期末演習試験



週末が明け、1年生最初の期末試験が始まった。元々筆記での赤点の心配はなかったが爆豪くんと鋭児郎の2人で行った勉強会の甲斐あってか中間試験の時よりも素早く的確に問題を解くことが出来たと思う。また筆記で特に心配されていた電気と三奈ちゃんも百ちゃんのお勉強会のおかげか、赤点の心配はなさそうな様子だった。
そして次に待つのは演習試験。私たちは各々のコスチュームに身を包み演習試験中央会場にと集められた。


「それじゃあ演習試験を始めていく。この試験でももちろん赤点はある、林間合宿行きたけりゃみっともねえヘマはするなよ」

「先生多いな…?」


耳郎ちゃんが呟いた通り会場には相澤先生だけでなく他の教師陣もずらりと並んでいた。対ロボット演習をするのにこの人数は少し変だ。


「諸君なら事前に情報を仕入れて何をするか薄々わかってるとは思うが…」

「入試みてぇなロボ無双だろ!!」

「花火!カレー!肝試しー!!」

「残念!!諸事情があって今回から内容を変更しちゃうのさ!」


相澤先生の首に巻かれている捕縛武器の中からひょこっと出てきた校長先生はそう口にした。事前の情報でロボとの演習と聞かされそれを信じ込み、既に林間合宿に行くつもりでいた2人の表情が固まる。


「校長先生!」

「変更って…」

「これからは対人戦闘・活動を見据えたより実戦に近い教えを重視するのさ!というわけで……諸君らにはこれからチームアップでここにいる教師1人と戦闘を行ってもらう!」


校長先生の言葉で皆の間にどよめきが走る。


「尚、対戦する教師は既にこちらで決定済み。動きの傾向や成績、親密度…諸々を踏まえて独断で組ませてもらった」


その後、相澤先生から一斉にチームと対戦教師が発表された。私は鋭児郎・砂糖くんと同じチーム。そして対戦教師はセメントス先生だ。


「試験の制限時間は30分!君たちの目的はこの”ハンドカフス”を教師にかけるorどちらかひとりがステージから脱出することさ!」

「おし、チーム事に用意されたステージで10組一斉スタートだ、確チーム用意しろ」





/ 435ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp