第17章 17
「跡が残ってるよ‥噛まないでってお願いしてるのに‥」
「あ”!?だったら噛まれて良い声出してんじゃねえよ!」
「出してないよ‥」
「そうかよ‥だったらテメェも噛み返すぐらいしてみろや」
扉の向こうから聞こえる凛の声と男の声。
嫉妬なのか手に入れてると感じていた羞恥心なのか、凛が裏切ったように感じた。
それからは、用事が無くとも彼女の元へ向かった、わざとサポート具を壊して合う口実にした。他の男に会う時間を全て自分のものに
それから、少しして担任に呼び出され、凛との仲を裂かれた。いくら彼女は僕の物だと訴えても聞く耳を持ってもらえなかった。
ああ、これは神様が僕たちに与えた試練なんだね‥
君のためにこの試練も乗り越えるよ‥
君の気を引くために言った暴言も、何人も居る男との浮気だって、僕なら許せるよ。
訓練されていない体は軽くて簡単に教室に引き摺り込めた。
僕の物。