第44章 ホークス オリジン
理由は簡単だった。
寮生活では無駄に暇でインターネットをして
ホークスを検索しては噂されていた女性達をみて細くて綺麗で羨ましくなって
さらには、雑誌の予告で何枚か先に出た写真へのコメントが可愛くないとかデブとか釣り合ってないなんて言葉を見て1人でショックを受けた
そんな簡単なことだった
「どうせ…ネットで雑誌の反応みたとかそんな理由でしょ?」
隠す必要も無く本人に当てられてるけど
「デブって…可愛くないって…ホークスと釣り合って無いって」
ホークスはあからさまに聞こえる声でため息をつく
「凛ちゃんはデブじゃないし、可愛いよ」
「…でも、ホークスと噂になった人みんな綺麗で、そんなコメント無かったよ?」
「はぁー…ほら見てよ」
ホークスが見せてくれたのはホークスのSNSの画面だった
そこには私の顔が見えていて、びしょ濡れで額をつけて笑いあってるモノだった
「なっ!!なんッ顔!!出てるよッ…」
世界に向けて私の顔が晒されていた。
けど、私はホークスのSNSを追いかけているのにその写真が上がっているのを知らないわけが無いことに気がついた
「…それ、合成でしょ」
「バレルの早すぎ…さすが、オレの大ファン。更新したら凛ちゃん通知行くもんね?」
その言葉に恥ずかしくて顔を赤くしてしまう
「…だって…ホークス…格好いいし…危ない時とか…すぐイクし…」
「せめて…すぐに来てくれるって言って…オレが“早漏”みたいに聞こえるから…本当やめて…そうで無くても“早すぎるヒーロー”で一部の人に噂されてるから、オレそこ結構気にしてるんだよね」
「そーろーってなに?」
「は??」
「えっ??」