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想像の種【R18 ヒロアカ】

第32章 32




「悪いよ」
「退院祝い」

そう言われてなにも返せなくなった。
2人で町を歩いていると小さなゲームセンターがあった。UFOキャッチャーがありオールマイトとエンデバーの人形が入っていた。
三つ足のバーを降下させて取る仕組みの簡単なものだった。
プレイしても良いかと伝えお金を入れる軽快な音楽と秒数が表示されて適当な位置まで動かしてボタンを押しアームを下げるするとその下げた場所が良かったのかコロンとエンデバーの人形が落ちてきた。

「いらない方が落ちてきたな」
「そんな事ないけど」

そんな話をしていると三本のアームが締まりオールマイトとエンデバーの人形を掴んで景品の出口のところまで持ってきて、コロンコロンとオールマイトとエンデバーが落ちてきた。
3個取れた事に嬉しくなって焦凍を見ると自分ではこう言うのが取れた事がないと言った。
なので、オールマイトの人形を渡すと嬉しそうに笑ってくれた。

「エンデバー渡せばよかったかな?」
「そしたら、ゴミ箱に入れて帰る」
「わー…良かった渡さなくて」

袋を店員が持ってきてくれて2人で1枚ずつもらい30センチ位の人形を袋に入れて持って歩いた。家の近くまでたどり着く頃だった。
ふと、ホークスが“美味しいもの持ってくる”と言っていたのを思い出して夕食を食べるつもりだと思った。食材が何もないことに気がつきピタリと足を止めてしまう

「どうした?凛」
「し、知り合いが来るって言ったでしょ?…夕飯の材料何にもないと思って…」
「なんか買って帰るか?」
「けど…」
「荷物運ぶくらい手伝ってやるよ」

そう言われて本当に良いのかな?と考えながらお願いする事にした。スーパーについてカゴを持つと

「持つ…」
「え、そんなの悪いよ…」
「気にすんな」

そう言って手からカゴが取られてしまった。店内を2人で歩き始める。


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