第29章 29
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意地悪そうに笑いまた唇が重ねられる啄むようにキスを何度もされて恥ずかしい。
段々と触れている時間が長くなり甘い雰囲気になる…勝己くんの舌が唇を開くように合図を送ってくる。舌が侵入してくる舌同士がぶつかり合い絡まり合う段々と激しくなるキスになるにつれて思考が鈍ってくる
コンコン
急にした、ノック音に体を引き剥がす。
勝己くんは不満そうな顔をして私を見つめる
確かに扉から音がしなければそんな展開を迎えてしまっていたかもしれないと思い顔に熱が集まるのを感じた。
勝己くんは立ち上がり扉を開くと、何事もなかったようにお母さんのことを対応した。
「んだよババァ」
「アンタ!親に向かってババァとはッ…じゃなくて…凛ちゃんも夕飯食べてく?」
「だとよ…」
そう言われて、時間を確認すると既に夕方を過ぎていた。普通の家庭の団欒という物が気になって遠慮をしない事にした。
「勝己くんのお母さんお誘いありがとうございます。私、一人暮らしなので甘えても良いですか?」
立ち上がりお辞儀をしながら答えると嬉しそうに笑い娘が出来たみたい!と笑い私に近づき手を引いて部屋の外に連れ出された
勝己くんは、驚いた顔をしてババァ!と叫んだがお母さんは無視をして階段を手を繋いだまま降りたその手は暖かくてスベスベしていて私の手なんかよりとても綺麗だった。
リビングについてお母さんの隣に立っても繋がれた手は離れることが無かった。