第4章 04 ※モブ男
「(お前は良がってるだけだろ)」
って…悔しかった。少なくとも手に入れた情報はノートにまとめて有る誰よりも負けないノートだ、なのにそんな事を言われている自分が悲しかった。
泣きそうになった…悔しくて悔しくて
オムライスをかき込むように食べ
クラスメイトを残して席を立った…泣かないように急がなくては私の1人になれる場所に…私の研究室に…
けれど、その考えは許してはもらえなかった手を無理やり引かれて空き教室の中へ引きずり込まれた
勢いで尻もちをついてしまう見上げれば先程、私に嫌味を言った先輩が立っていた
「…やらせろよ」
ガタンと覆いかぶさるよう押し倒され
先輩の目が怖すぎて恐怖で動けなくなってしまう
それでも、助けを求めなくてはそれ以上な事を求められる…この人とサポートする以外ではしたくないそう思うと声を張り上げていた
「だれか!!助けてー!っんぐっ」
口を手で塞がれ頬を叩かれる
怒りに満ちた顔で私を見下ろすその顔にさらに恐怖がました
「…どういうつもりなのかな?」
「んぐ!!んーー!!ん!!」
「こういう行為好きなんだろ?何人ともしてるんだろ?なんにも問題ないよね…」
手が無理やり下着を下ろしてくる
バタバタと暴れても相手はヒーロー科私の力なんかじゃ全く意味もない
涙がたくさん出てきて誰でも良いから助けて欲しかった
「こう言うのは不味いんじゃないっすか?」
扉が急に破壊されて入口に誰かが立っていた
涙と逆光で確認は出来ないけど
助けて貰えると思い涙が止まらなくなってしまう
「だっ…誰だ!!」
「誰だって言うか…神楽の姿が消えたと思ったら助けてとか物騒なセリフ聞こえて…見てみたらこんな事になってるし」
「…うる…うるさい!!こいつはいいんだよ…こういう事されて喜んでるんだから!」
「いや、その顔はどう見ても喜んでるんじゃなくて…怖くて泣いてるっしょ…」
「黙れ!!黙れ!!」