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想像の種【R18 ヒロアカ】

第4章 04 ※モブ男





目の前の先輩が個性を発動させようと構えた途端、姿がきえ物凄い音がする
身体を抱き起されさらに力が入り抱きしめられるその温かさに安心をする

「あんたみたいな漢はヒーローなんかじゃねぇ…絶対に許さねぇからな…」
「せ、先輩に向かって個性使いやがったな…」

吹き飛んでもなお睨みつけ交戦しようとしてくる先輩に怖くなり身震いがした
大丈夫と抱きしめてくれる切島くんを抱きしめ返してしまう

「切島ー!相澤先生連れてきたぞー!!」
「わりぃ…上鳴…神楽もう大丈夫だからな、ケガとかしてないか?入るの遅くなってごめんな?」
「ありがとう…切島くん…怖かったよ…切島くん来てくれなかったら私っ…」


あまりの優しさと安心感に涙が止まらなくなってしまった

泣きじゃくる私の姿を見た相澤先生が凄い形相で先輩に近づいていく…
あの日、私が作り直した拘束具で先輩をグルグル巻にすると耳元で何か囁くと先輩は力なく経たりこんでしまった…

「神楽…大丈夫か?」
「はい。大丈夫です…切島くんが来てくれて…助けて貰いました」
「そうか…ならいいが」


鼻をすすり震えながら相澤先生の質問に反応すると
切島くんと私は保健室に行くように促された


「おい…切島…今回は扉を壊した事も個性を無断で使ったことも見逃してやる…そして、良くやった」
「うっす!!」
「神楽を保健室へ、上鳴もう一度職員室に行って校長とこいつの担任連れてこい…」
「はい!!」


自分の身に起きた恐怖にただ震えることしか出来なかった
そして、私の個性の恐ろしさを改めて感じはじめてしまった



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