第9章 夢と真実と…
今井兄弟とのだっちは…
時空間から帰れず…迷っていた…
棗を助けた後…その反動で…
反動のハズだったが…
「あれは…何?」
緑のタータンチェックのワンピースを着て黒いとんがり帽子をかぶった白いウサギが懐中時計を見ながら走っていた…
リボンも付けている…
「ついて来て…」
一瞬ユキの声が聞こえた気がした…
「今のは…」
「ユキさんの声ですね…」
不思議そうに3人は兎についていった…
…
…
ユキが居なくなってから1週間が経った…
未だに帰ってくる気配はない…
今井兄弟や野田先生も…
シルバーはユキの代わりに総代表の仕事をしている…
「ユキ…」
「呼んだ?」
「!!!!ユキ!!」
急に聞こえた声に驚いた…
「今まで…」
「全て話すね…私は…」
今までの事を話した…
「それと…蛍達が帰って来るよ…もう一人の私が言っている…ほら…」