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時の流れるままに

第8章 マフィアと夢魔と道化師と


その時間帯…私はまた夢を見た…
今まで会った人たちがユキの周りに立っている…
「何でウチを助けてくれなかったん?」
「サイテーだな…お前…」
…それぞれ言っている…
多分、自分が許せないから見る夢なんだ…
でも、蜜柑を助けなかった?
どういう事…?
「それは…」
急に道化師のような格好したお兄さんが来た…
「お兄さんは誰?」
「俺?…俺は、ジョーカーだよ…君は余所者だね…ユキ」
「何で…」
あっそうか…思い出せないだけで…あったことがあるのかも←
ユキは一人で納得していた…
道化師は笑うと一枚の紙を渡した…
「これは?」
「サーカスのチラシだよ…もちろん来てくれるよね?」
ユキが返事をしようとしたら…ナイトメアが出て来た…
「久しぶりだな…ジョーカー…この子に触らないでもらおうか?」
「やあ…夢魔…この子は今、俺と話してるんだ…邪魔しないでくれるかな?」
夢魔はユキの方を見る…
「でも、サーカスの準備があるから…またね!ユキちゃん…次はサーカスで…」
ジョーカーはそういうとすうっと消えた…
「ジョーカーって何者?」
「どうしてそんな事聞くんだ?」
「だって…あの人近くにいただけで少し怖かった…」
「さっきのは夢だよ…悪い夢だ…私がこれからいい夢を見せてあげよう…だからお眠り…ユキ…」
ユキが眠った後…
「まさかユキがジョーカーに直接会うとはな…」
いつの間にか小瓶が無くなっている…
持ち主の所にかえったのだろう…
「決断の時が近づいている…君は…どんな決断をするのかな?…ユキ…」
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