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時の流れるままに

第1章 落ちて…その先…


白兎が帰った後…
パチパチ…
いかにも具合の悪そうなお兄さんが手を叩きながら塔から出て来た…
(あれ?この人…何処かであったことある…?)
「久しぶりだなーユキ…」
「私たち…会った事ありましたか?」
「酷いな…君の前世で会った事があるだろう…?」
「前世…?」
うわ~電波?ねえ電波なの?
Nと会った時よりもこの人大丈夫かなって思っちゃったよ…
「何か変な事を考えているようだが…そうだ、改めて…ここはクローバーの国でこの塔を所有している偉い…偉ーい領主で夢魔でもあるナイトメア=ゴットシャルクだ…」
「ユキです…初めまして…?」
「…でユキは滞在場所は決めたのか?」
「いえ…まだ決めていません…(野宿にしようかな…)」
「野宿はダメだ!!!」
「えっ!?なんで!!(さっきから気になっていたけど心読んだ?)」
「ああ…私は心を読めるぞえっへん!!」
「威張る所違う…」
「!!酷い…アリスより酷いぞ…」
まあとりあえず塔の中に入ってみたら何かわかるかもしれないし…入ってみよう…
私は…いじけている大人を引っ張って入っていった…
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