• テキストサイズ

時の流れるままに

第7章 さあ、過去の話をしよう


「…君は…またいつか…かなり先の未来で…ここに来ることになるだろ」
「…」
「ふふ…またな…ユキ…」
「またね…」

視界が歪んでくる…

「次に来るときは…もっといい夢を見せてやる…」
「うん…約束だよ」

「ユキ!!!」
誰かがユキを呼ぶ声が聞こえる…

シルバーがユキに駆け付けた時…
ユキは彼女の魔法で作った4人の墓の前で倒れていた…
シルバー「ユキ!!」
駆け寄ると…
「ナイトメア…ふわ~…あれ?どうして…私…お母さん達のお墓の前で…?」
ユキは起きあがる…
魔力は落ち着いてきたようだ…
暴走してた事は黙っておこうと話しかける…
「ユキが…お墓をつくって…倒れたんだよ…」
「…そうなんだ…(やっぱりあれは…夢だったんだ…でも、何処から?…)」
「…お花…お供えしなくちゃ…」
「そうね…」
ユキがそう言うと、百合の花を供えた…
4人が好きな花だ…
「…」
シルバーはまた泣き出しそうになる…
「ほら!!男の子が…泣かないの!!…ってその本は?」
「これ…お父さん達が倒れていたところの近くにあって…ユキが4人を連れて出て行った時に光ったんだよ…」
ユキはシルバーから手紙と書かれた本を受け取ると読み始めたそうだ…


「私の知っている事は以上だ…グレイ…」
そう言うとナイトメアはユキの部屋を出ていく…
続いてグレイも出て行った…
/ 27ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp