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時の流れるままに

第7章 さあ、過去の話をしよう


ユキとシルバーは別室で精霊たちと遊んでいると…
1階から悲鳴のようなものが聞こえた…
何かが逃げる音もする…
「…?」
「どうしたんだろう…」



2人は恐る恐る1階に行ってみると…



両親が死んでいた…
体のあちこちに痣や痕がある…
近くには『手紙』と書かれた本が置いてある…



「どうしたの…?」
「シルバー…父さんと母さん達が…」

ユキは4人の脈をみる…
「脈が…ない…」
「えっ?」
2人の血の気が引いていく…
シルバーは大泣きしていた…
ユキも呆然と立ち尽くしている…


暫くして…
「お墓…作らないと…」
私は魔法で4人を運びながらふらふらと外に出る…
まるで何かに操られているように…
「ユキ?」
シルバーも追いかけようとすると…
彼女の周りは水の魔力で覆われて今のシルバーの魔力では血被けなくなってしまった…
どうしようかと考えていると…
…さっきまで4人の倒れていたすぐ近くで本が光りだした…
彼はその本を手に取ると急いでユキを追いかけて行った…
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