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時の流れるままに

第7章 さあ、過去の話をしよう


「行った様ね…」
「ええ…」
「やはり…二人にも聞かせた方が…」
「ライト…これは、二人を守る為よ…二人にあの力が魔法だって事は校長やマドレーヌに会う少し前までは隠さないと…」
「しかし…あの二人には、精霊が見えている…」
「その点は、大丈夫…手紙書いたから…返事が来たら…すべてあの二人に話すわ…」
アクアは、窓を見つめて話した…
最近…近所の魔法使いたちは余所の村に引っ越し始めている…
原因は…「魔女狩り」だ…
せめて…ゴウォマカの中心街に住んでいるマドレーヌと校長にユキとシルバーを預けないといけない…
もしかすると、2人は魔法学校に入学するかもしれない…
その事を話していると…
その時…扉が開いた…
ユキとシルバーが立っていた…
盗み聞きしていたようだ…
「お母さんたち…私達を捨てるの?」
「どういう事…?」
「聞いていたのね…分かったわ…」
「アクア…」
アクアは、すべてをユキとシルバーに話した…
アクアやライト達4人は、中心街にあるウィル・オ・ウィスプという魔法学校に通っていた事や魔法について…
そして今、この村で起きている事について…
そして…ユキとシルバーのこれからについて…
全てを話した…
ユキはその事について無言で受け止めているが…
シルバーは…泣いている…
「多分…明日には返事が来ると思うから…二人は、それまでユキの部屋に居なさい…」
「はい…」
ユキはシルバーを連れて出て行った…
この時の事を…現在のユキは後悔していたようだ…
なぜなら…あの事が起きてしまったからだ…
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