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時の流れるままに

第6章 塔と悪夢


…あの後、ナイトメアの提案で私は顔無しの方々と一緒に塔の人たちの夕ご飯も担当する事になった‥
さっきダストダスの様な料理を作ったグレイも一緒に作っている…(?)
「ユキさんが来てからご飯のレパートリーが増えましたね」
「そうだな…」
「あっグレイ…兄さんお願いがあるんだけど…」
「どうしたんだ?」
帽子屋の仕事を塔の休憩時間にする事を伝えた…
「毎回あるわけじゃないんだけど…ダメ…かな?」
「それは、了承しかねるな…何より君への負担が大きい…」
「無理は絶対にしないからっ!!」
「分かった…ナイトメア様にも伝えておくからな…それより君は休憩時間だろう…行っといで…」
「ありがとう!!」
私は自室に戻った…
ポケモン達は自室で昼寝をしている…
ブラッドから渡された書類を書いて寝る事にした…


その時間帯…ユキは悪夢を見た…
蜜柑が血だらけになっている棗を抱きしめて泣いている…
蛍達が時空から消えようとしている?
シルバーは私を支えている…
棗は…
何でこうなったの…?
どうする事も…

ユキは飛び起きた…
汗をかいている…
「起きたか…大丈夫か?」
横にはナイトメアが居る…
「何で…蜜柑が泣いてるの…?何で棗が…」
「あれは…夢だ…夢なんだ…」
私はナイトメアに抱き着いた…
何故か涙が出てくる…
「ナイトメア…元の世界が心配だよ…」
「これは…夢だよ…夢だから…君は何も心配する事は無いよ…」
「…そうだよね?…これは…」
ユキはすうっと眠りについた…


グレイが部屋に入ってくる…
「もしかすると…思っていたよりも早くこの子の決断が出てしまう…か…」
「いかがなさいますか…?」
「この子は今…数々の運命の糸が絡まっている状態だ…このままもとに帰すとなると…力が暴走してしまうだろう…前世の時とは比べられない程の…ね…」
「…この子の前世について教えてくれませんか?…今の現状の事も…」
「本当は…本人から言った方が良いのだが…良いだろう…この子は…」
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