第5章 ハートの城
アリスにブラッド達と何を話したのか伝えた後…
アリスと私はハートの城の領地にあるショッピングモールに来ていた…
「この服はどう?」
アリスはユキの服を選んでいる…
「可愛い…ですけれど私は…この制服で良いです…」
「ダメよ!!制服も可愛いけれど折角なんだからおしゃれを楽しまないと…」
「何じゃ…来ておったのか?」
綺麗なスーツを着たお姉さんが出て来た…
「ビバルディ!!」
「この方は?」
「ビバルディ…ハートの女王様よ」
「…?おぬしは…余所者だな」
「はい!!ユキ=氷雪です♪宜しくお願いします女王様…」
「わらわの事はビバルディとお呼び…敬語も使うな…」
「…うんわかった…ビバルディ…」
「それで…何をしておったのだ?」
「ユキ…可愛いのに…この服ばかりでおしゃれしないみたいなの…で服を選んでたのよ…」
「そうか…今から城に来ると良い…おいで」
アリスと私は城に行く事になった…
ビバルディの部屋に行くと…
「会合の時は制服で良いとして…問題は普段よね…」
「これなんかどうだ?」
ビバルディが出したのは緑のタータンチェック柄のプリンセスラインのワンピースで丸襟…そして襟元にリボンが付いたものだった…
赤のワンピースもある…
「良いわね!着てみてよ!!ユキ♪」
ビバルディが手を叩くと…私の服装が変わった…
どうやら緑の方を着たようだ…
星バッチはちゃんと胸元についている…
「可愛い!!」
「ユキも可愛いのう…その2着はそなたにやろう…」
「えっ!?でも…」
「似合っておるのだから素直に受け取るが良い…」
「ありがとうございます!!」
…
…
その後昼の時間帯になるまで女3人でお茶会を楽しんだ…
いつの間にかペーターとハートの騎士…エースも参加していた←
暇なのか…?この人たち…
まあいっか…
…
そして昼…
「じゃあ、またね!!」
ユキはそういうとテレポートのアリスで塔に戻った…
アリスも帽子屋屋敷に帰って行く…
ビバルディも執務に戻ったので残るペーターとエースは…
「ユキってさ…迷わないのかな?」
「…黙りなさい」
ペーターはエースに銃を向ける…
「もしかすると…俺の仕事が増えるのかな…ははっ」
「処刑人…」
「大丈夫だよペーターさん…」
「あの子は…ですから…」