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時の流れるままに

第4章 帽子屋屋敷にて


お茶会もお開きになった頃…
アリスと買い物に行こうとしたら…
「御嬢さん…少しの間ユキを借りても良いかな?」
「良いわよ」
「…エリオットも行くぞ」
「おおう…」


ユキもついていく…
ある個室に入った…
「それで、君は何者だ?小さい御嬢さん…随分と戦い慣れている気がするのだが…」
流石はマフィアのトップ…勘が良い…
「…詳しくは答えられません…でも、これだけは言っておきます…私が元の世界の学園で所属していた能力別クラスは…潜在系と危力系です…なのでマフィア関連の任務はしました…」
「ほう…君は、経験者か…エリオット…」
「おう…ブラッド」
エリオットは書類を私に渡した…
「マフィアの仕事をやってみないかね?…小さい御嬢さん」
「元の世界に帰るまでの間…塔の仕事が終わった休憩時間で良いなら…」
「じゃあ、決まりだな!!3回昼がくるまでにこの書類を書いて来てくれ!!」
よく見ると…履歴書の様な感じだった…
「はい!!宜しくお願いします!!」
アリスの所に戻って行った…

私が出て行った後…
ナイトメアが入ってきた…
「…止めなくて良かったのか?夢魔…」
「彼女が決める事だ…」
「あのバカどもの動きを封じてたからな…」
「あんまり無茶な事は頼むなよ‥帽子屋…まだ思い出されては困る…」
ナイトメアは塔に帰って行った…
「楽しくなりそうだ…」
帽子屋…ブラッド=デュプレはほくそ笑んでいた…
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