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さくらいろ❀.*・゚アイナナ
第1章 出会いと別れ
「…うん、約束。」
天くんは、優しい優しい口づけをしてそう言った。
…そして、
遠くなっていく黒い車を私と陸くんは泣きながら見ていた。
「天にぃ…っ、天にぃっっ……!!」
「…っ、陸くん、」
天くんが大事に守ってきた陸くんを、今度は私が守ろうと胸に誓い、そっと抱きしめた。
見上げた空は真っ黒で、たくさんの星が輝いていた。
憎たらしいほど、綺麗な夜空だった。
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