第2章 手紙とお茶会
〜一方隣の部屋のビクターきゅん〜
ポ(手紙読んでくれたかな…?ちゃんと字も丁寧に書いたし、無礼は無いはず…うう…慣れないことするもんじゃないな…)
ポ犬「わふ!(手紙だぞ!)」
※心の綺麗な人には声が聞こえます
ポ(手紙?もしかして誰かに渡しそびれちゃったかな…?ほら、宛先確認してあげるから…)
ポ犬「わふ!わふ!(君宛てだよ!ほら見て!)」
ポ(何か言いたそうだ…ふふ、誰へのかな……)
“To.ビクター”
ポ(ぼ、僕宛て…!?!?Σ( ˙꒳˙ ;))
【手紙受け取りました。〜〜〜〜〜P.S.今度一緒にお茶でもしましょう】
ポ「〜〜〜〜〜ッッ////」
ポ(初めての僕宛ての手紙は、忘れもしない荘園への片道切符だったのに………この人の手紙はとっても優しくて…暖かくて…これが“手紙を貰って嬉しい”ってことなのかな)
ポ犬「わふ」
ポ(!、手紙を運んでくれてありがとう。よしよし)
ポ犬「わふ!」
ポ(○○さん…今度は面と向かって、お話してみたいなぁ…)
ポストマンが手紙を引き出しにしまった後、コンコンッとノックの音が鳴った。
ポ「ん、ん、!」
突然のことに驚きつつも恐る恐る扉を開ける。
『なんか呼ばれた気がしてやって来たよーーーー!!』
ポ「んーーーーーッッ?!?||||Σ(゜ω゜)」
『驚かせちゃいました!?ごめんなさい!!( ´>ω<)人』
その手にはお菓子と紅茶の道具と材料が握られていた。
ポ(まさか、お茶会を…?)
『そう!そのお茶会をしに来ました!(●︎´▽︎`●︎)』
ポ(で、でもお茶会は今度って書いて…)
『え?あ!これ見てこれ、ちぃ〜っちゃく書いてあるでしょ?【お茶会セットはあるのですぐにでも行けますけど一分以内に返事がなければ行きます】…って!』
ポ(ほ、ほんとだ…!)
『社交障害って、思った以上に辛いものだと思うけど…僕で克服できるように練習しませんか?』
ポ「…?」
僕とビクターきゅんの距離は手紙を覗き込めるほどに近い。
しかもビクターきゅんは意外と背が高い!180超えてるよね!?いやイケメンすぎか…!♡♡
ポ「んっ…///」
ビクターきゅんが僕との近さに驚いたのか少し離れたところに行ってしまった。
残念((