第5章 抗えない運命【占夢】
『ん、ぅ♡んん〜〜〜♡』
ちゅうう♡ちゅ♡れるれる♡♡
イヤらしい音が静かな部屋と、僕の脳内に鳴り響く。
(どうして僕が、こんな目に…♡イライさんの身長高いから…僕爪先立ちになってるし…♡♡)
プルプルと頑張って爪先立ちをする。
『はッッ♡あ″ぅ♡♡んひっ♡♡』
そんな僕を見かねたイライさんが、僕の後頭部と腰に手を回した。
腰が抜けて崩れ落ちるのさ回避したが…問題はイライさんが全然離れてくれないことだ。
(ずぅ〜〜〜っとキスしてくるんですけど…!!!///)
『ん″ん〜ッッ♡♡』
トントン、と背中を叩くと名残惜しそうな顔で離れていった。
占「可愛い、可愛い、可愛い、可愛い」
『ひ、』
狂った信者のように可愛いを連呼するイライさん。
(逃げなきゃ、逃げなきゃ…!!)
僕は生命の危機を感じてドアの方へ走ろうとした。
ドアまであと少しーーーーーーー・・・・・
ドアの隙間から見える光に安堵しながら僕は笑顔で足を運ぼうとした。
バタン
占「逃がさないよ」
僕の横に伸びた腕、上から聞こえてくる声、背中から伝わる捕食者のオーラ。
占「運命に抗う悪い子には……………お仕置きだ」
『やだ、お仕置き…やだぁ………!』
恐怖で涙がポロポロ溢れてくるから、視界がボヤけて仕方がない。
小柄な僕を抱え込むのは簡単らしく、そのままベットへ投げられた。
占「こっち向いて」
『っ……ん、』
イライさんの長い舌が僕の口内を撫で回す。
***製作途中****