第3章 漢ローの冒険記 よみがえる走馬灯
ももの体は、どこもかしこも柔らかくて暖かかった。
何度抱いても飽きないだろう
そう思った。
こんなにモヤモヤするぐらいなら、いっそのこと今の気持ちをももに話せば良いのだが、ももに連絡先を聞いていない。
ももからも、連絡先を交換しようとは言われなかった。
これは多分、一夜限りというやつだろう。
先程までのももの素直な態度は、最後ぐらい良い思い出として残したかったからなのかもしれない。
らしくない考えは留まる事をしらず、昨日の出来事が走馬灯のように頭の中を駆け巡った。