第2章 新たなる冒険 初めて生まれた感情
だが、ローさんの表情も辛そうだ。
そんなローさんの顔をどうにかしたくて、また自分からキスをした。
少し開いた隙間から舌を入れると、ローさんの目が見開かれる。
ローさんの舌を絡めとりたいのに、自分よりも大きい舌は、それをなかなか許してくれない。
ローさんの舌をどうにかしようと集中していると、ローさんが私を下から一突きした。
「んあああッ…!?」
「ハァッ、もうっ、少しッ…」
「あぁあッ…!?あァッ…!」
グググッと、ローさんの物が奥まで入ってくる。
さっきよりも強い圧迫感に、また息がつまるかと思ったが、ローさんの噛み付くようなキスで、体の力が抜けた。
ローさんの舌が、私の体の緊張を解す。
それがローさんにも分かったのか、腰を動かす間隔が狭まってきた。
「ああッ…!あっ、あンっ…!」
「ももっ…」
「ろ、ローッ、さんっ…!」
ローさんの表情はまだ辛そうだったが、先程とは少し違い、気持ち良さそうにも見えた。
そんなローさんの表情に嬉しくなる。
「…オイ、俺の顔を見て、興奮したのか?」
「へっ、あ、あのっ…」
図星をつかれ、ローさんの物をキュッと締め付けてしまった。
「クッ、あまり締めるなッ…」
「だ、だって…」
「もう、集中しろッ…」
そう言うと同時に、勢い良く下から突き上げられた。
パンッと肌のぶつかる音が部屋に響いた。
「アァッ…!?」
恐いほどの快感に、体中が震えた。
そして一気にタガが外れように、ローさんの腰の動きが止まらなくなる。
「ああっ…!!あんッ、あアッ…!!」
「ももッ…ももッ」
私を呼ぶそのせつない声に、たまらなくなる。
ローさんから目が離せない。
そんな中、ローさんの物がある箇所を掠めた。
「んやッ…!?」
思わず体が仰け反り私が反応を示すと、ローさんはここぞとばかりにその一点を責め立ててくる。
「ヒっ、あッ…!!そ、ソコっ…!!」
「ああ、ここが良いんだろッ?」
そう耳元で囁かれ、何度も頷いた。
段々と、頭がボーッとしてくる。
「ンンッ…!!んんッ…!」
「気持ちイイかッ?」
「う、うんッ…!き、気持ちイイッ…」