【TWISTED-WONDERLAND】夢物語ヒロイン!
第3章 【WelcomeToTheVillains'World】後編
グリム
「やい、バケモノ!コ、コココッチなんだゾ!」
作戦内容①グリムが囮になって怪物を引き付ける
顔のない怪物
「グルルルル………ガエレェエエエェエエエエエエ!!!」
グリム
「ギャッ!来た!ユウ〜!」
ガサッ
私は隠れてた茂みから、怪物の後方に飛び出した。
ユウ
「こっちだ、バケモノ!」
作戦内容②私も囮になって怪物を呼び寄せる
顔のない怪物
「グルッ!?コッチニモ…ドロボウ……」
怪物が、私の方へ近づいて来る。
うう、面と向かうとマジで怖い……!!
顔のない怪物
「ワダサヌ……オデノ……オデノ!!」
怪物が腕を振り上げ、その拳を私に向けて突き出した。
ユウ
「っ!!」
私は地面に伏せるようにしてそれを避け、低姿勢のまま後ろに退がった。
グリム
「ぴゃっ!あんなパンチ当たったらひとたまりもねぇんだゾ!」
ユウ
「グリム!なるべく洞窟から引き離すよ!」
作戦内容③グリムと私で怪物の意識を撹乱させる
顔のない怪物
「デデイケ!デデイケ!!」
怪物の攻撃を避けるだけなら、私にも出来る。
グリムも、すばしっこく動いて怪物を振り回した。涙目だけど。
そろそろ、頃合いかな……?
グリム
「だいぶ洞窟から引き離したんだゾ!」
ユウ
「今だっ!」
私が叫ぶと、茂みの中からエースが立ち上がった。
エース
「オッケー、お任せ!いくぜ、特大突風!」
エースがペンを振るい、怪物の周囲に風を巻き起こす。
グリム
「アーンド・グリム様ファイアースペシャル!ふな゙〜〜〜〜〜〜っ!」
その中に、グリムが青い炎を送り込んだ。
青い炎が竜巻となって、怪物の全体を包み込む。
顔のない怪物
「グアアアア!!?」
ユウ
「効いた!?」
作戦内容④グリムとエースが得意魔法で怪物を攻撃