【TWISTED-WONDERLAND】夢物語ヒロイン!
第3章 【WelcomeToTheVillains'World】後編
エース
「どーよ!グリムのショボい炎も、オレが風で煽ってやればバーナー並みの火力だぜっ!」
グリム
「ショボくねーっ!ほっんとにオマエ、一言多くてムカつくんだゾ!」
怪物が動きを止めてる、今がチャンスだ!
ユウ
「デュース!」
私は、怪物の後方に居るデュースに呼びかける。
ユウ
「お願い!」
デュース
「落ち着け……よく狙うんだ…俺が知る中で一番大きく……重たい……」
デュースが怪物へペンを向けた。
デュース
「いでよ、大釜!」
ドガシャン!
顔のない怪物
「グアアッ!?」
作戦内容⑤デュースが大釜を落として怪物の足を止める
グリム
「やった!上手くいったんだゾ!」
ユウ
「よっし!」
私は小さくガッツポーズを取った。
みんなのお陰で、怪物の身動きを封じることが出来た!
グリム
「おい、見てみろユウ!バケモノが、さっきのエースみたいに大釜に押しつぶされて、ペッタンコになってるんだゾ!」
ユウ
「本当、さっきのエースみたい」
エース
「さっきのオレみたいってのは余計だっつの!……ったく、今日はマジいいとこナシじゃん」
エースがガックリと肩を落とす。
ユウ
「そんな日もあるさ」
私は、エースの背中をポンと叩いてサムズアップしてみた。
エース
「うるせえよ」
ビシッ
ユウ
「イタい!」
そしたらなんかデコピンをお見舞いされた。
何でデコピン!?こんな状況でデコピンするかね!?
デュース
「あいつが足止めをくらってるうちに、魔法石を取りに行くぞ!」
ユウ
「あ、そうだった!」
作戦内容⑥怪物が動けない隙に魔法石をゲット
それがメインだった!
顔のない怪物
「!?」
私達は、洞窟の中へと駆け込んだ。
顔のない怪物
「マデエエエエエ!!!!」