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【TWISTED-WONDERLAND】夢物語ヒロイン!

第3章 【WelcomeToTheVillains'World】後編


ユウ
「2人ともいい加減にしろ!!」


エース/デュース
「!!」


グリム
「うわっ!ユウ、いきなりデケぇ声出してどうしたんだゾ」


人の話を聞かない、喧嘩を繰り返す、いい加減に腹立って思わず私は2人に怒鳴っていた。


ユウ
「今は!喧嘩してる場合じゃないって、わかんないの!?そんなだから、2人とも怪物に歯が立たないんだよ!!」


デュース
「ぐっ……」


グリム
「ふ……ふなぁ……」


グリムが私から若干離れる。


え?今の私、そんな怖い?


デュース
「し、しかし……一体どうしろっていうんだ」


ユウ
「みんなで力を合わせよう」


そうする以外、魔法石を手に入れる方法は無い。


エース
「力を合わせるって……ハッ、何それ寒っ」


私はエースの目を見る。


エースは、今朝と同じ馬鹿にしたような目で私を見下ろしていた。


エース
「よくそんなダッセェこと、真顔で言えんね」


デュース
「同感だ。こいつと協力なんか出来るわけない」


ユウ
「ダサいからなんだ!相手が気に入らないからなんだ!退学になる瀬戸際だってのに、そんな下らないことブツクサ言ってられる余裕が、僕達にあると思ってんの!?」


大体、2人にとっては退学するだけでも、私にとっては死活問題なんだよ!


エース
「魔法も使えないチビが、何偉そうに言ってんの?」


ユウ
「だから!協力するしかないって言ってんだ!」


魔法が使えない、大して役にも立てない私が、2人に意見するのは間違ってる気がしてた。


けどもう、こんな馬鹿2人に私の命運を任せておけない!


なりふり構っていられるか!!


ユウ
「魔法を使えない僕が、怪物に敵わないのは当然だけど……エースだって、アイツに歯が立たなかったじゃん。アイツの前では、僕達は同レベルなんだよ」


こうなったら徹底的に戦ってやる……2人が頷くまでボロクソ言ってやる!


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