• テキストサイズ

【TWISTED-WONDERLAND】夢物語ヒロイン!

第8章 【荒野の反逆者】前編


ケイト
「授業中に怪我した人もいたみたいだし、どういうことなんだろ?ユウちゃんは、どう思う?」


ユウ
「僕は、犯人はやっぱり魔法を使ってると思いました。透明になる魔法とか、他人の意識を逸らす魔法とか……あ、幻覚魔法の可能性もあるかも」


階段がないところに階段があるように見せかけることが出来れば、触れずに被害者を階段から落とすことが出来る。


ユウ
「でも、魔法なんて広い可能性を考えてたらキリがないような気がして……」


ケイト
「ユウちゃんの予想もイイ線行ってると思うけど、キリがないのは確かだね」


リドル
「それは、犯人を捕まえたらゆっくり吐かせればいいさ」


そう言って、リドルくんは私の目を見る。


リドル
「そんなわけで、犯人捜しにボクたちも協力するよ」


ユウ
「!」


グリム
「ほぁっ?オマエらが協力?何企んでるんだゾ。特にケイト!」


ユウ
「こらこら、失礼でしょ。確かにケイト先輩には騙されたことあるけど」


薔薇の色塗りとか、薔薇の色塗りとか。


ケイト
「人聞き悪いなあ。うちの寮生がやられたんだから、当然でしょ」


苦笑しながらケイト先輩が答えると、エースとデュースが一歩前に出た。


エース
「そういうことなら、オレらも犯人捜し手伝うぜ」


デュース
「クローバー先輩のお礼参りッスね!!」


有り難い、けど……なんか様子がおかしいような……


リドル
「?キミたち、やけに張り切ってるね」


ケイト
「あー、わかった。さては、空いた選手枠を狙ってるな〜?」


エース
「へへ、バレた?」


ユウ
「ええー」


トレイ先輩のためとかじゃないんだ……エースなんて悪びれもせず笑ってるし。


私が、エースからデュースに目を移すと、デュースは慌てたように手を振る。


デュース
「い、いや、僕はそんなことは!同寮(おなりょう)として当然です!」


バレバレの言い訳!


リドル
「やれやれ。……ま、犯人捜しでの活躍によっては、考慮してもいいよ」


エース/デュース
「やった!」


ユウ
「おーい」


デュースよ、さっきの言い訳はどこ行った。


/ 333ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp