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【TWISTED-WONDERLAND】夢物語ヒロイン!

第8章 【荒野の反逆者】前編


ユウ
「ナイスキャッチ!」


グリムの位置はゴールのすぐ前。


あとはシュートするだけ!


グリム
「よっしゃー!このまま円盤を運んでゴールに入れてやるんだゾ!」


ユウ
「……あ!!」


ヤバッ


グリムが意気揚々とゴールを振り向く。


ファット/スティン
「ばあっ!!」


グリム
「ギャーッ!?ななななにするんだゾ!!?」


ファットさんとスティンさんが、グリムを盛大に脅かした。


あー、しまった……パスのことばっか考えてて、ゴーストたちの動き見てなかった!


ファット
「ヒヒッ!敵のシュートを邪魔するのは当然だろ?」


グリム
「い、今のは魔法関係ねーじゃねえか〜〜っ!!」


驚いた拍子にグリムがディスクを落としてしまい、またスティンさんにディスクを奪られてしまった。


ユウ
「うーん。イケると思ったんだけどなぁ〜」


レッチ
「お嬢ちゃん、ロングパス上手いのう!」


ユウ
「まぁ、故郷じゃドッチビーもディスクゴルフも割と得意だったから」


レッチ
「?なんじゃそれは?」


ユウ
「なんでもなーい」


グリムとスティンさん、ファットさんがこちらに戻ってきた。


グリム
「クソ〜〜!」


グリムは悔しがりながら、ぶんぶんと腕を回してる。


グリム
「次こそは決めてやるんだゾ!」


ユウ
「!」


グリム、ちょっと元気になってる……?


ユウ
「……うん。次は決めようね!」


私とグリムはもう一度、ディスクを持って走り出した。


◇◆◇◆◇◆


その後も何度かプレーしたけど、結局ゴール出来たのは最後の一回だけだった。


ユウ
「ハァァァ……やっと1点……!」


ずっと走りっぱなしで、さすがに疲れたぁ……


グリム
「ふな゙〜〜!!!ディスクを操るのが難しいんだゾ!」


地面に座り込む私とグリムの元に、レッチさんたちがフワフワと飛んでくる。


スティン
「なんだぁ?もうお疲れかぁ?」


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