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【TWISTED-WONDERLAND】夢物語ヒロイン!

第1章 【WelcomeToTheVillains'World】前編


グリム
「これで最後なんだゾ!今度こそ絶対絶対、ツナ缶よこすんだゾ!?」


ユウ
「う、うん」


勝ったらクロウリーさんがくれるって言ってたから、その点は大丈夫だと思う。


私が立ち上がると、クロウリーさん(ゴースト)がゆっくりとだけど襲いかかってきた。


クロウリー
「さあ、ゴーストに変身した私を退治するのです」


本当にゴーストにしか見えない……仮面付けてなきゃ、クロウリーさんだって分からないよ。


ユウ
「あ、でも……グリムの炎浴びるのは、危なくないですか?」


クロウリー
「遠慮なく攻撃してください。大丈夫、怒ったりしません。私、優しいので」


グリム
「仕方ねーな…付き合ってやるから、後でちゃんとツナ缶よこすんだゾ!」


私が頷くのを見て、グリムが一歩前に出た。


クロウリー
「では、始めますよ!」


グリム
「よし、オマエ!アイツの場所を、しっかりオレ様に教えるんだゾ!」


ユウ
「うん!まずは……左!」


グリム
「左だな、わかったゾ!くらえー!」


クロウリー
「あちちちち!!」


クロウリーさんゴーストは、火に触れると退くけど、すぐにまた近づいてくる。


私はその方向をよく見て、なるべく正確にグリムに伝えていった。


グリム
「ふな゙〜〜っ!」


クロウリー
「……やりますね」


少しして、クロウリーさんが一度動きを止める。


もういいのかな……?


クロウリー
「では、もう少し難易度を上げるとしましょう」


ユウ
「えっ……うわっ!?」


グリム
「ふな゙っ!?メチャクチャすばしっこくなりやがったゾ!?」


クロウリーさんゴーストが、さっきまでとは比べ物にならない速さで動き回る。


クロウリー
「さあ、私の動きを捉えることができますか?」


グリム
「フン、やってやるゾ!グリム様にかかれば簡単なんだゾ!」


いや、ちょっとこれは……


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