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【TWISTED-WONDERLAND】夢物語ヒロイン!

第8章 【荒野の反逆者】前編


クロウリー
「君たち、話が脱線していますよ」


学園長、注意するところ違くない……?


アズール先輩の発言に学園長が注意しないってことは、この学園では生徒間のお金のやり取りは禁止されてないのかもしれない。


報告は終わったらしく、アズール先輩が席に座り直した。


その後、学園長が寮長さんたちの顔を見回す。


クロウリー
「さて、次に対戦表の話ですが……私からひとつ提案があります」


リドル
「提案?」


クロウリー
「今大会から、ディアソムニア寮寮長……マレウス・ドラコニアくんを殿堂入り選手とし、出場を見合わせてもらおうかと思うのです」


ユウ
「!?」


えええ、殿堂入り!?大会っていったって学園行事なのに、そこまでする必要ある!?


カリム
「えぇっ?」


レオナ
「……どういうことだ?」


寮長さんたちも驚いた様子で、それぞれの目が学園長に集中する。


眠そうにしてたレオナさんも、今はハッキリと学園長を見つめていた。


クロウリー
「ドラコニアくんが入学して以来、ディアソムニア寮に当たった寮は全て無得点のまま完敗。ディアソムニア寮の得点は100点を超え、そしてその9割以上は彼が1人で決めた得点です」


それは凄い……そういえばマレウスって人は、学生ながら世界の5本の指に入る凄い魔法士なんだっけ……


カリム
「確かに。去年オレたちが当たった時は手も足も出なかった」


イデア
「ゲームバランスぶっ壊れ性能のチートキャラ無双でしたな」


イデア先輩のゲーム風な喩えが、一番分かり易い。


まぁ、私はまだマジフト自体一度も見たことないんだけど……チートキャラ無双なんてワードを聞けば、知らないなりにも想像することができた。


クロウリー
「この大会は、単なる娯楽ではありません。新たな才能を持つ魔法士を発掘するために、世界中が注目しています」


プロリーグだけでなく、世界中の魔法関係者から注目されてるんだっけ……


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