• テキストサイズ

【TWISTED-WONDERLAND】夢物語ヒロイン!

第8章 【荒野の反逆者】前編


エース
「んー、でもユウがマジフトの試合に出るのはちょっと厳しいかもな」


グリム
「なんでなんだゾ?」


デュース
「マジカルシフトは、魔法を使ったスポーツなんだ。ディスクを運ぶのも魔法なら、守備も攻撃もすべて魔法で行う」


ユウ
「それは予想してた」


サッカーみたいに、ディスク手で触ったら反則になったりするのかな?


エース
「どんだけ魔法を派手に魅せられるかってのも、選手の腕の見せ所だったりするんだよね♪」


話しながら、エースは楽しそうな顔をする。


ユウ
「ふーん……まさに“魔法士のスポーツ”って感じだね」


クロウリー
「そう!だからこそ、このナイトレイブンカレッジは、マジカルシフト強豪校として世界に名を馳せているのです!」


ユウ
「わっ、急に大声出さないで下さい!」


学園長が急に元気になった。


クロウリー
「我が校OBのプロ選手は数知れず!それに、マジフトは運動神経だけでなく魔法の技を競うスポーツでもありますから。我が校の寮対抗マジカルシフト大会は、プロリーグ関係者のみならず、世界中の魔法関係者の注目が集まるのです」


なんだか甲子園みたいなテンション……


クロウリー
「当日はたくさん出店も並びますし、世界各地から来賓もたくさんいらっしゃいます。手に汗握るトーナメント戦は、中継のテレビカメラを通して世界中が熱狂する、一大行事なんです」


ユウ
「ひぇ〜……凄い」


学園長の力の籠もった説明を聞いて、私の口からは感嘆の息が漏れた。


世界各地ってマジか……ナイトレイブンカレッジの生徒も世界各地から集まってるらしいけど……私には、とても想像つかない。


グリム
「世界中に放映される!?じゃあじゃあ、オレ様がその大会で活躍すれば、世界中がオレ様に大注目するんだゾ!?」


クロウリー
「もちろん!」


学園長が頷くのを見て、グリムは目を輝かせた。


クロウリー
「大会で活躍した選手は、世界中のプロチームや一流企業から、引く手あまたの人気者になること間違いなしです」


/ 333ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp