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【TWISTED-WONDERLAND】夢物語ヒロイン!

第7章 【真紅の暴君】後編


エース
「オエッ、んなわけねーだろ!ちょっと考えれば嘘だってわかるでしょーが!」


ユウ
「偉そうに言ってるけど、エースだって騙されてたじゃん」


私はビリビリと痺れる舌を癒すために、カップの紅茶を一気に飲み干した。


ケイト
「しかもこれ、隠し味って量のしょっぱさじゃないよね。どんだけたくさん入れたの?」


リドル
「だ、だって、適量とか言われてもわからないだろう?何cc使うのか正確に教えておいてくれないと……」


ユウ
「リドル寮長……調味料の適量っていうのは、味をみながら個人の好みで加減して良いものなんですよ」


リドル
「そ、そういうものなのか……」


どんだけ真面目なのこの人!(2回目)


トレイ
「……プッ、あはは!まさか、あの冗談を真に受けて本当に入れる奴が居たなんて……あははは!」


トレイ先輩めっちゃ笑うじゃん……果たして、自分が撒いた種が原因だって自覚あるのだろうか。


リドル
「……あは、あはは、そうだね。馬鹿だな、ボク……あはははっ!」


トレイ先輩と一緒になって、リドル寮長も笑い始めた。


それはもう素敵な笑顔で。


デュース
「はは、不味すぎて笑えてきたな」


エース
「つーか、これもう笑うしかなくね?ははっ」


ユウ
「あー、確かに…………いや、飲み込まれるな!僕は絶対に笑わない!」


デュース
「何の意地だそれは」


ユウ
「だってトレイ先輩の嘘ヒドイと思うし!」


普段が優しくて、常識あるように見えるから、余計にタチが悪い。


グリム
「でも、なんかこれはこれで美味い気がしてきたんだゾ!」


ユウ
「マジか」


モンスターの舌どうなってんの。


ケイト
「あ、それわかるかも。案外悪くないよね」


ユウ
「ケイト先輩まで!?」


デュース
「ダイヤモンド先輩も、グリム並みにゲテモノ食いじゃないですか!」


ケイト
「いやいや、そんなことはないって」


ユウ
「味覚音痴なんですか?」


ケイト
「違うよ。失礼だな〜」


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