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【TWISTED-WONDERLAND】夢物語ヒロイン!

第7章 【真紅の暴君】後編


ユウ
「ほ、本当に挑むの?」


デュース
「なら僕も」


グリム
「オレ様もだゾ!」


ユウ
「ええ!?」


デュースとグリムまで!?


クロウリー
「グリムくん、残念ながら別の寮生は挑むことが出来ないんですよ」


グリム
「ふな゙っ!?じゃあオレ様の首輪は、誰が外してくれるんだゾ!?」


グリムが、自分の首輪に前足をかけて訴える。


エース
「オレが寮長になれれば、リドルに命令して外してやるよ♪」


グリム
「くそー。オレ様の実力を示すチャンスだったのに……」


グリムは、リドル寮長に2回も首輪付けられてるんだから、決闘挑んでも敵わないんじゃないかなー……怒られるから言えないけど。


トレイ先輩が、私達に一歩詰め寄る。


トレイ
「お前たち、本気か?デュースまでそんなこと言い出すとは思わなかったぞ」


デュース
「そうですか?男なら、一度はテッペンとってみたいじゃないっすか。挑むなら断然、チームのカシラっすよ」


エース
「出た。ワル語録」


デュース
「えっ?普通……だろ?」


ユウ
「うーん、テッペンとカシラは違うかな」


後で訂正して教えてあげよう。


クロウリー
「では、決闘の手続きは私が請け負いましょう」


エースとデュースが、リドル寮長と決闘……


ユウ
「大丈夫かなあ……」


エース
「そんなに心配しなくたって、大丈夫だって」


エースが、ワシャワシャと私の頭を撫でてきた。


不安を紛らわそうとしてるのかな……


ユウ
「……なにか、作戦を立てないとね」


エース
「だな。ってわけで、何かいいアイデアない?」


デュース
「うーん。正直、魔法では寮長に勝てるイメージが湧かないな。でも、拳でなら勝てるかもしれない」


拳を作って、デュースがニヤリと笑う。


グリム
「確かに、アイツ貧弱そうなんだゾ!」


ユウ
「グリム!失礼だよ」


そりゃ、リドル寮長は喧嘩をするようなタイプには見えないけど……


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