• テキストサイズ

【TWISTED-WONDERLAND】夢物語ヒロイン!

第1章 【WelcomeToTheVillains'World】前編


獅子の耳を持つ男
「チッ……かったりぃな」


美しい男
「アラ、狩りはお得意でしょ?まるまる太った絶好のオヤツじゃない」


獅子の耳を持つ男
「何で俺が。テメェがやれよ」


眼鏡の男
「クロウリー先生、お任せ下さい。いたいけな小動物をいたぶって捕獲するという皆さんが嫌がる役目、この僕が請け負います」


タブレットの声
「さすがアズール氏。内申の点数稼ぎキマシタワー」


上級生達は呑気というか何というか……会話を聞く限り、危機感が無い。


ターバンの男
「なあ、誰かオレのケツの火ぃ消してくれてもよくねえ!?」


ユウ
「今消します!」


私は上着を振って、着火した火を叩いた。


まだ小さい火だから、これで消せるはず……!


クロウリー
「皆さん、私の話聞いてます!?」


獅子の耳を持つ男
「はぁ…狸捕まえるくらいアンタがやりゃいいだろ、センセー」


グリム
「オレ様は狸じゃねーって何度言わせるんだゾ!」


グリムが更に口から火を吹く。


グリム
「偉大なる魔法士になる男・グリムとは、オレ様のことなんだゾー!」


眼鏡の男→アズール
「威勢のいい小動物ですね」


グリムに向かって、2人の上級生が前に出る。


アズール
「リドルさん、お願いできますか?」


赤髪の男→リドル
「違反者は見逃せないからね。さっさと済ませるとしよう」


次々に火を吹くグリムへ、赤い髪の上級生と眼鏡をかけた上級生が向かう。


グリム
「見ろ!オレ様はつえーんだゾ!」


リドル
「はっ!」


赤い髪の上級生が、手元から光のようなものを撃つ。


グリム
「わわわっ!?」


何あの光!?


リドル
「ボクの目の前でルールを破るとは、大層度胸がおありだね」


アズール
「さあ、早いとこ捕まえてしまいましょう。ぐずぐずしていると、夜が明けてしまいますから」


もしかして、本当に……魔法なんてものが!?


/ 333ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp