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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第71章 *強靭インベーダー*






『グリムっ!!ヴィルさんもジャミさんも連れてかれちゃう!!』


エペル『待で!この〜!!』


デュース『待ってろグリム!今、助けてやる!!』


エース『おまっ、オレらは手ぇ出すなって言われてるだろーが!!あ〜っ、もう!』


去っていこうとする集団に向けて、レイラ・デュース・エペル、そして仕方なしに参戦したエースはペンを構えて、3人を取り戻すために戦いに挑んだ







しかし、寮長クラスのヴィルたちでさえ太刀打ちできなかった集団の力に敵うはずもなく、エースたちは全身ボロボロにされてしまった


ユウ『左から来てるよっ!!』


『え..うぁ”っ!!!』


ユウ『レイラっ!!!』


死角をついた攻撃に反応できず、レイラは攻撃をもろに受け、軽く吹き飛ばされてその場で動かなくなった


エース『くそ..っ、手も足も..でね..うっ!』


デュース『...ぐぅ..っ!!』


エペル『ぢ、くしょ...っ!』


ついに体力の限界と魔力消費で、エースたちもその場で倒れ込んで意識を失った


グリム『出せ!やだっ!やなんだゾ〜〜〜!!ユウ〜〜〜!!!』


ユウの目に必死に助けを求めてケージを叩くグリムの姿が小さくなっていくのがスローモーションのようにゆっくりに感じた


届かないと分かっているにも関わらず手を伸ばして掴もうとする。すると、そんなユウの前にフッと黒い影が立ちふさがった


『っ..させない..3人を、連れて行かせないっ!!逃さないんだからっ!!』


カリム『レイラ!?』


気絶したと思っていたレイラは、震える足で立ち上がり傷だらけの体を引きずりながらペンを窓の外の集団へと向ける。そして力を込めると、一番得意な影の手の召喚魔法を発動した


影の手たちは勢いよく外へと伸び、ヴィルたちを抱えている集団の乗っている機体を掴んだ


?『!!??』


突然進まなくなった機体に驚きつつも、阻止している影の手を操っているのがこちらを睨むレイラだと分かると、オールを向けて青い閃光を放った


『っ...!!!』


ユウ『レイラっ!!!』


ユウの叫びを背に受けながら、目の前に迫る光にギュッと目を閉じて衝撃に備える







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